SERVICES
事業内容
フィルム加工ならニチベイパーツにお任せください
見積もり最短1時間!最速当日の試作対応!
長い歴史と経験から確立したノウハウで、
高精度・高品質なフィルム加工を実現
ニチベイパーツは、60年以上の歴史を持つパーツメーカーです。 長い歴史とさまざまな実績から得たノウハウをもとに、お客様のニーズに最適な納期・品質・コストでのフィルム加工をご提供します。 加工工程の効率化や歩留まりの改善、コスト改善まで幅広い提案も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
ニチベイパーツのフィルム加工の特徴
ニチベイパーツのフィルム加工の特徴をご紹介します。
加工精度の高さ
ニチベイパーツでは、フィルム加工において加工精度±0.02mm、狭細幅0.2mmの高精度な加工が可能です。

複数回のプレス加工工程が必要な場合でも、加工精度±0.05mmで対応できるので、高精度な仕上がりで製品をご提供できます。
そのほか、両面テープ加工における狭細幅0.3mm、ロール加工品の製品間ピッチ精度±0.03mmと、当社では高精度な加工が可能です。
精密機器などで使用する高い寸法精度のフィルムをお求めの場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
対応サイズ・素材の幅広さ
ニチベイパーツでは、以下のような幅広いサイズ・素材のフィルム加工に対応しています。
最小製品寸法 | φ0.8mm |
---|---|
最大製品寸法 | 500mm×1,450mm |
加工材料の厚み | 最小厚み:0.005mm 最大厚み:50mm |
対応素材数 | 1,000種類以上 |
また、当社のフィルム加工で加工できる素材例は、以下の通りです。
【ニチベイパーツのフィルム加工対応素材例】
- PET(ポリエチレンテレフタレート)
- PP(ポリプロピレン)
- PE(ポリエチレン)
- PC(ポリカーボネート)
- PI(ポリイミド)
- PEN(ポリエチレンナフタレート)
- PU(ポリウレタン)
- グラファイトシート
- 両面粘着テープ
- 光学系フィルム
- その他オリジナル素材
見積もり・納品までの速さ
ニチベイパーツでは、見積もりや納品までを迅速かつスピーディーに対応いたします。
見積もりはお問い合わせから最短1時間、試作対応も最速当日対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。
お客様のニーズを丁寧に伺い、作業工程内での作業性向上や歩留まり改善、コスト低減につながる素材選定や設計などをご提案させていただきます。
ニチベイパーツのフィルム加工で用いられるプレス機
ニチベイパーツでは、多種多様な生産設備を保有しております。


お客様のニーズに沿って適切なプレス機を使用し、高精度かつスピーディーな納品を実現可能です。
ニチベイパーツのフィルム加工実績
ニチベイパーツのフィルム加工における代表的な実績をご紹介します。
【ニチベイパーツのフィルム加工実績】
フィルムのプレス加工とは?
フィルムのプレス加工とは、両面テープ・フィルム・クッション・金属箔などの比較的低硬度の材料を用いたロールもしくはシート状の素材を、専用の金型を使って任意の形に打ち抜く加工技術です。
なお、弊社ではお客様のご要求コスト、品質、納期に合わせてロール状 or シート状での加工の選定を行い、最適な加工方法をご提案します。
ビク型やピナクル型と呼ばれる金型を素材に押し当てて切断する方式で、まるでクッキー生地を型で抜くようなイメージで加工を行います。
このような加工方法は「打ち抜き」「ダイカット」「型抜き」などさまざまな呼称がありますが、いずれも基本的な仕組みは同じで、高い再現性と量産性を誇ります。
材料に応じてフルカット(台紙ごとカットする加工方法)やハーフカット(台紙を残す加工方法)といった加工方式を使い分けることで、製品の使い勝手や管理性にも配慮した加工が可能です。
多様な形状やサイズへの対応が可能で、電子部品・医療・自動車・光学分野など幅広い用途で活用されています。
プレス加工に用いられるフィルムとは
プレス加工に用いられるフィルムとは、主にプラスチックや金属を基材とした薄い素材を指します。
プラスチック系では、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)など、金属系ではアルミフィルムや銅箔などが代表的で、弊社ではその他にも放熱素材としてグラファイトシートなど多岐にわたるフィルム素材のプレス加工に対応しております。
これらのフィルムには、装飾目的で使われる加飾フィルムや、耐候性・防汚性を高める機能性フィルムなど、用途に応じたさまざまな種類があります。
フィルム加工に用いられる金型とは
フィルムの打ち抜き加工には、目的や精度に応じて以下のような金型が使用されます。
金型の種類 | 特徴 |
---|---|
トムソン型(ビク型) | 木製の板に溝を掘り、そこに鋼の刃を埋め込んだ形状の金型。 短納期・低コストでの加工が可能で、試作や中小ロットの加工に向いています。 木材以外ではアクリル板が使われることもあります。 |
ピナクル型 | 金属板にエッチング処理を施した高精度な型で、刃のつなぎ目がなく、美しい抜き仕上がりが可能です。 薄いフィルムやシールなど、精度が求められる製品に適しています。 |
彫刻型 | 金属の塊を切削して刃と土台を一体で形成した型です。 耐久性と精度に優れており、大きい材料の加工や量産加工で使用されます。 |
パンチ型 | 上型のパンチ(雄型)、下型のダイ(雌型)の対で構成され、上型と下型が噛み合わさる(材料を挟み込む)ことで特定の形状を加工する金型です。 抜き落し加工(穴を開ける)、曲げ加工(材料を曲げる)、絞り加工(材料を絞る)に適しています。 |
用途や素材に応じて最適な金型を使い分けることが、品質と効率を両立するための重要なポイントです。
フィルム加工は製品の装飾や機能性の向上のために、さまざまな用途で用いられています。
フィルムのプレス加工における成功ポイント・注意点
フィルムのプレス加工を成功させるには、素材選定・金型精度・加工条件の最適化が重要です。
まず、加工するフィルムはお客様の求めるスペックに基づいて、目的に適した特性を持つものを選ぶ必要があります。
次に、金型の精度や表面仕上げは仕上がりに直結するため、高品質な金型の使用が不可欠です。
また、加工条件は、フィルムの種類や厚みに応じて細かく調整する必要があります。
加工中のフィルムのしわ・気泡・位置ずれ・バリ・ダレといったトラブルを防ぐために、治具設計やセッティングも欠かせません。
製造過程においては、検査装置による検査工程を挟むことで、欠陥をいち早く検知し、対応することも大切です。
このように、各工程においてポイントを押さえることがフィルムのプレス加工を成功させるカギとなります。
フィルムのプレス加工を依頼する業者の選び方
フィルムのプレス加工を依頼する際は、実績・対応力・設備の3点を重視して業者を選ぶことが重要です。
まず、加工したいフィルム素材や加工方法に関する豊富な実績があるかを確認しましょう。
似たような製品の加工経験がある業者であれば、品質や納期の面でも安心です。
次に、設計段階から相談に乗ってくれるかも確認しましょう。設計段階からのノウハウがある業者であれば、トラブルの未然防止や品質向上にもつながります。
また、量産も見据えているなら、精密な金型製作や量産対応が可能な設備を保有しているかも重要なポイントです。
そのほか、小ロット・短納期に柔軟に対応できるかどうかもあわせて確認するとよいでしょう。
これらのポイントを押さえて信頼できる業者を選ぶことが、高品質なフィルムを安定的に製造することにもつながります。
プレス加工以外のフィルム加工技術
ここからは、プレス加工以外のフィルム加工技術を紹介します。
ラミネート加工
ラミネート加工とは、複数のフィルムやシートを熱や接着剤で貼り合わせ、一体化させる加工方法です。パッケージやディスプレイ、建材など幅広い分野で活用されています。
フィルム加工においては、表面の保護や機能性の付与、美観の向上を目的に使用されます。
使用されるフィルムとしては、PETやPPなどを用いたものが多く、耐久性や用途に応じた素材選定が必要です。
スリット加工
スリット加工とは、大きなロール状のフィルムを用途や製品サイズに応じて細く切り分ける加工方法です。
フィルム加工においては、ラミネートやプレス加工後の仕上げ工程として用いられることが多く、製品のサイズ調整や後工程への対応を目的として行われます。
PETやアルミ、CPPなどさまざまな素材に対応可能で、パッケージ、電子部品、医療用途など幅広い分野で活用されている加工方法です。
エッチング加工
エッチング加工とは、薬品やレーザーなどを用いてフィルム表面を部分的に溶解・除去し、微細な模様や凹凸を形成する加工方法です。
フィルム加工においては、装飾などのデザインや機能性の付与を目的に使われます。
特に、高精度が求められる電子部品やディスプレイ用途では、フォトエッチングと呼ばれる精密な方法が活用されるのも特徴です。
サンドブラスト加工
サンドブラスト加工とは、フィルムの表面に高圧で微細な研磨材を吹き付けて、凹凸や模様を形成する加工方法です。
フィルム加工では、表面にマット調の質感を与えたり、光の拡散性を高めたりする目的で使用されます。
デザイン性の向上に加え、指紋防止や滑り止めといった機能も付与できるため、家電製品や建材、ディスプレイ部材など幅広い分野で活用されています。
コーティング加工
コーティング加工とは、フィルムの表面に機能性を持つ液体樹脂を塗布し、乾燥・硬化させることで性能や見た目を向上させる加工方法です。
防汚性、防曇性、帯電防止、UVカット、耐傷性など、用途に応じた多様な機能を付与することができます。
フィルムの透明性や柔軟性を保ちつつ、性能を強化できるため、光学フィルムや包装材、ディスプレイ用途など幅広く活用されています。
蒸着・スパッタ加工
蒸着・スパッタ加工とは、フィルム表面に金属などの薄膜を形成し、機能性や意匠性を高める加工方法です。
どちらも電子部品、パッケージ、建材など幅広い分野で活用されています。
コロナ処理
コロナ処理とは、フィルム表面に高電圧をかけてコロナ放電を発生させ、インキや接着剤との密着性を向上させる処理です。
特にポリエチレンやポリプロピレンなど、表面がつるつるして密着しにくい素材に対して行われます。
印刷やラミネート、コーティングなどの前処理として行うことで、加工の安定性や仕上がりの品質を向上させることが可能です。
断裁加工
断裁加工とは、フィルムを所定の形やサイズに切り出す加工方法で、製品仕上げやパーツ製造に欠かせない工程です。
断裁加工は直線的にフィルムを切る方法で、シート状に整える際などに使われます。
エンボス加工
エンボス加工とは、熱と圧力をかけながらフィルムに金型を押し当てることで、フィルム表面に凹凸の模様を浮き出させる加工方法です。
デザイン性や機能性を高めるために用いられ、視覚的な高級感を演出できるほか、指紋防止や滑り止め、光の拡散などの実用的な効果も期待できます。
アニール加工
アニール加工とは、フィルムに一定の温度で熱を加えてゆっくり冷却することで、フィルムの熱収縮を軽減する加工方法です。
フィルム製造や成形後に発生する歪みや反りを抑える効果があり、特に高精度が求められる電子部品や光学フィルムなどで重要な工程とされています。
まとめ
ニチベイパーツでは、長年の実績と技術力を活かして、さまざまな素材・寸法のフィルムプレス加工に対応しています。
素材選定から加工提案、量産まで一貫対応できる体制を整えており、お客様のニーズに応じた高品質な製品づくりをサポート可能です。
高精度な設備と柔軟な対応力で、試作から量産まで幅広いご要望にお応えします。フィルム加工でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。