- 社長コラム
社長コラム(第40号 2026年5月)
公開日:
皆さん、こんにちは。
先日、健康診断の結果が届きました。
私は日頃から、健康管理や予防の大切さについて、周囲の人にも気をつけてほしいと思っています。
また、それを人に言うことで、自分自身にも言い聞かせているところがあります。
先日本社のある従業員が「最近、朝ジョギングをするようになりました」と話してくれたことがあり、とても嬉しく感じました。
「人に言った以上、自分もちゃんとやらなければならない」
そういう意味では、自分自身へのコミットメントのつもりでもあります。
ところが、今回届いた健康診断の結果は、これまでで一番悪いものでした。
正直なところ、少し笑ってしまうような、いや、笑っている場合ではないような結果でした。
人には「健康に気をつけましょう」と言っておきながら、自分自身が十分にできていなかったということです。
健康診断の結果から、私自身が一番に受け止めたことは、ベスト体重から約2kg増えた状態が、半年以上続いていることです。
たった2kgと思うかもしれません。
しかし、自分の身体にとってのベストな状態から外れたまま、それが常態化しているということは、やはり見過ごしてはいけないサインだと思っています。
体重は、食事、運動、睡眠、ストレス、生活リズムなど、日々の積み重ねが分かりやすく表れる指標です。
今回の健康診断結果も、突然悪くなったというより、日々の小さなズレが積み重なった結果なのだと思います。
ですので、まずはこのベスト体重との差を戻すことを、私自身の最優先課題として取り組みたいと思います。
先月4月を振り返ると、海外出張が2回、国内出張も複数回あり、仕事でもかなり動いた月でした。
プライベートでも移動や予定が多く、自分でも「よく動いたな」と感じています。
私はこれまで、自分が動く距離と、自分の経験や成長は比例するという感覚を大切にしてきました。
実際に現地に行く。
人に会う。
現場を見る。
空気を感じる。
移動して、話して、考えて、また動く。
そうした行動の積み重ねが、自分自身の経験となり、成長につながってきたと思っています。
これは今でも大事な考え方です。
一方で、今月5月は風邪ではないものの、身体のだるさがなかなか抜けない月でもありました。
自分でも反省するところがあります。
その中でもジム通いは積極的に行っていましたが、今振り返ると、それも逆効果になっていたのかもしれません。
私はどちらかというと、身体や心を少し追い込み、それを乗り越えることでさらに強くなる、いわばサイヤ人のように成長していくことに満足感を覚えるタイプです。
負荷をかける。
限界を少し超える。
その先に成長がある。
そう信じてやってきた部分があります。
しかし、今回改めて感じたのは、もはや昔と同じやり方ではいかない自分とも向き合わなければならないということです。
頑張ることは大切です。
動くことも大切です。
自分に負荷をかけることも、成長には必要だと思います。
しかし、それと同じくらい、今の自分の状態を正しく把握し、必要な休息を取り、整えることも大切です。
これは決して弱くなるということではありません。
むしろ、長く高いパフォーマンスを発揮するためには、自分の状態を客観的に見て、無理をしすぎないことも一つの能力だと思います。
では、どのように休息するのか。
まずは、やはり睡眠だと思います。
これは私自身、しっかりと最優先で取り組まなければならないと感じています。
どれだけ仕事で動いても、どれだけジムで身体を鍛えても、睡眠が不足していれば回復が追いつきません。
最近は、寝具やマットレス、枕、パジャマ、さらにはリカバリーウェアなど、安眠や回復を促すものもいろいろと出てきています。
正直なところ、私自身もまだ十分に試し切れているわけではありませんが、もし実際に使ってみて「これは良かった」というものがある人がいれば、ぜひ教えてください。笑
また、疲れたときに薬や栄養ドリンクで何とかする、という考え方もあるかもしれません。
ただ、私自身は、薬や栄養ドリンクを使って疲労を回復するということは、基本的にはやりません。
それは、私の中では「エネルギーの前借り」のようなものだと感じているからです。
もちろん、これは医学的に正しいかどうかという話ではなく、あくまで私自身が昔からそう思っているということです。
一時的に元気になったように感じても、本当に身体が回復しているわけではないのではないか。
無理をしている状態をごまかして、さらに負荷をかけてしまうことにならないか。
そう考えると、やはり基本は、しっかり寝ること、休むこと、食事を整えることだと思います。
したがって、あくまでも今持っている自分の力で回復していくことが、将来の自分に対して貸し借りをつくらない、自然なあり方なのではないかと、私は昔から信じています。
もちろん、必要なときに医師に相談したり、薬を使ったりすることを否定するものではありません。
ただ、疲労やだるさを感じたときに、安易に何かでごまかすのではなく、自分の身体が発しているサインとして受け止め、睡眠や食事、休息の取り方を見直す。
そういう基本的なところに、まずは立ち返りたいと思っています。
年齢を重ねると、気合いだけで何とかなる部分と、気合いだけではどうにもならない部分が出てきます。
昔は、多少睡眠時間が短くても、多少無理をしても、何とか乗り切れたかもしれません。
しかし、今はきちんと寝る、きちんと休む、きちんと回復させるということも、パフォーマンスを高めるための重要な取り組みだと思っています。
休むことは、怠けることではありません。
むしろ、良い仕事を続けるための準備です。
集中力を保つため、判断力を落とさないため、感情的にならず冷静に物事を見るためにも、睡眠や休息は非常に大切です。
先日訪問した工場では、老朽化した設備がフル稼働している光景を見て、ふとメンテナンスのことが気になり、従業員にメーカー点検の手配をお願いしました。
設備は、日々当たり前のように動いていると、その状態に慣れてしまいがちです。
しかし、少しずつ摩耗したり、調整がずれたり、無理がかかったりしていても、すぐには大きな問題として表れないことがあります。
これは人の身体にも似ていると思います。
今回、自分自身の健康診断結果や、今月の身体のだるさを通じて、身体のメンテナンスの大切さを改めて感じました。
その感覚があったからこそ、工場を訪問した際にも、自然と設備のメンテナンスに意識が向いたのかもしれません。
人の身体も、設備も、悪くなってから慌てて対応するのでは遅い場合があります。
異音がする。
動きがいつもと違う。
負荷がかかりすぎている。
少し調子が悪い。
そうした小さなサインに早めに気づくことは、人にも設備にも大切なことだと思います。
また、工場では、残業が長時間化し、週末も出勤し、その結果として週明けの月曜日にお休みを取ることもある、という話も聞きました。
もちろん、納期対応や生産状況など、やむを得ない事情があることは理解しています。
しかし、冷静に考えると、これは本末転倒でもあります。
本来であれば、平日に計画的に生産し、週末はしっかり休む。
そして週明けから良い状態で仕事に入る。
この形が望ましいはずです。
週末まで無理をして働き、その反動で週明けに休むという状態は、身体にも、職場にも、会社にも負荷がかかります。
これは、生産で言えば、労力の平準化ができていない状態だと思います。
特定の日、特定の人、特定の工程に負荷が集中していないか。
残業や休日出勤で無理やり帳尻を合わせる形になっていないか。
その状態が当たり前になっていないか。
ここは、管理職がしっかり見ていかなければならないところです。
頑張ることは大事です。
しかし、頑張り方を間違えると、長続きしません。
一時的に無理をして何とかすることはできても、それが続けば、人も設備も組織も疲れてしまいます。
私自身、今月は自分の身体と向き合い、自分と格闘した月でもありました。
そして、改めて思いました。
動くことは大事。
挑戦することも大事。
しかし、長く走り続けるためには、整えることも大事。
まずは私自身、ベスト体重との差を戻すこと、そして睡眠を最優先にすることから取り組みたいと思います。
皆さんもぜひ、自分自身の健康、そして日々の働き方に少し目を向けてみてください。
少し無理が続いていないか。
疲れが抜けない状態になっていないか。
気合いだけで乗り切ろうとしていないか。
周囲に無理をしている人はいないか。
健康も、仕事も、悪くなってから慌てるのではなく、早めに気づき、整えることが大切です。
おわり
西川
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