社長コラム(第29号 2025年6月)

公開日:

皆さん、こんにちは。
最近本当に暑いですね、水は1日2リットル以上飲んでください。
ということで、文頭、時節柄は最小限に。

今月は、「伝え方」と「見られ方」の2点について述べたいと思います。

まず、「伝え方」です。
数ヵ月前に社内日報で、ある従業員が「伝え方が難しい」とアップしたフレーズを思い出しました。
でもこれって、従業員の皆さんほぼ全員、そう思っているのではないでしょうか?
当然私もそうです。
例えば、上司や同僚から「どう思う?」って聞かれても、すぐにパッと上手く答えられない。
打ち合わせで議論していても「話がふわっ」としていて説得力がない。
これらは、コミュ力の問題ではないです。
立て板に水のように、流暢にすらすらと言葉を発信する人がいますね、一見コミュ力高そうだなと思っても、何かしら、表層的で、上っ面だけというケースは日常経験されたこともあると思います。

例えば、外部から当社への売り込みセールスなんてどうでしょう?
上手く話しているように見えて「結局、なにが言いたいのよ?」という印象を持つことありませんか。勿論、全部が全部ではないです。
従って「伝え方」というのは、コミュニケーション能力を高める・・・よりも「言語化能力」を高めることが、その本質なのです。
じゃあ、早速ですが「言語化能力」ってどうやって高めていくべきか?
結論から言うと、「書くこと」なんです。
当然ながら、しゃべり口調で書く文章のことではないです。
ちなみに、私の30年前の社会人新人時代は本当によく書きました。書かされました。
そして、上司に赤ペン先生(赤ペン先生ってわかる?)のように毎回文章添削され、文章の書き方はかなり鍛えられました。
ただ、書くことをやめていくと脳退化し習慣が失われるので継続が大事です。
体調管理と一緒です。

先日ある書籍に出会いました。
言語化能力を鍛えるため、毎日合計6分間言語化のトレーニングをしなさい。と。
つまり「お題が3つあって、1つにつき2分間、即座に自分の考えを頭で整理し、書きなさい(言語化しなさい)」っていうことです。
もし、言語化能力が低いと思っている人は、是非とも実践してみてください。それから、継続してください。三日坊主にならないように。
私は大体書籍を読むと、その内容を即実行するようにしています。当然、効果がなければ止めます。
今のところ毎日これを実践しています。
ということは、効果があるのです。
最初は2分間で時間切れが多かったですが、最近は1分半くらいで考えが纏まり、書くことが出来るようになりました。
50歳を超えても成長するものです。

以下は問いと回答の一例です。※問いは、勿論、Chat GPTですwww
「経営者として、最も孤独を感じた瞬間はいつですか? そのとき、どんな考えが支えになりましたか?」
将来ビジョンを考える時が最も孤独な瞬間である。しかし自分の中で孤独と言う性質は、決してネガティブなものではなく、自分自身に没頭するポジティブな意味合いで受け取っている。社員の一人ひとりの顔が笑顔になっている姿を想像すると、そのステージが会社としてどういう状態にあるべきなのか?が、将来ビジョンを考えるベースとなり、心の支えとなっている。
「10年後、“この会社はこうあってほしい”という姿を言葉にすると?」
世代間のバトンタッチが上手くできており、次の世代がその次の世代に仕事を教えている姿を想像すると、大変嬉しい気持ちになる。そして頑張ったものが報われる企業文化になっていることが自身の希望である。
以上です。恥ずかしながら。

次は「見られ方」です。
私は時々、アニメを視たり漫画を読んだりします。決して大好きな方ではないですが、このようなエンタメ系は、将来、もっともっと人々の生活の中に食い込んでいくのだろうなと思うため、その免疫をつけています。
我ながら面倒臭い理由です。

最近読んだ漫画に、『路傍のフジイ』と言うものがありました。読んだことある方はいますか。当社の従業員に藤井さんという名字の人はいないので、先入観なしにかきます。
主人公の藤井は、40代の男性派遣社員です。
才能があるわけでも出世欲があるわけではなくて、どこにでもあるような社員です。
普通に働いて普通に暮らしているところがキャラの真髄で、なしか自分のペースを崩さないんです。
つまりマイペースです。次第に、それに共感するニッチな人を引き付けていきます。
周囲の仲間と群れたり、SNSでキラキラしたり、他人の目を気にしたり、そんな同僚をよそ目に、ひたすら周りに媚びずに自分を通す主人公、実は私自身もそういうキャラ性があるので、興味深く共感して読みました。

私も昔からそうでした。周囲の評価はあまり気にしませんでした。
それによって、嫌がられたこともあったことでしょう。
そのお陰もあり、人間関係で悩むことがないし、ストレスを溜めることは昔からほぼゼロです。
別に、そういう人になって欲しいという趣旨ではないです。

私がこの漫画を読了した感想は、私経営の立場としてそういう従業員が当社にいるとすれば、そこに経営の目線をもっていくことも経営者としての心得かと思った次第です。
それがこの漫画を読んだ私なりの感想であり、収穫である。
これを「見られ方」と、呼ぶのかわかりませんが、興味のある人は一度読んでみてください。

以上、今月は「伝え方」、「見られ方」についてでした。

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