レンズモジュール用遮光リング製品のご紹介

  • 技術コラム

公開日:

今回はニチベイパーツのレンズモジュール用遮光リングの紹介をさせていただきたいと思います。
レンズモジュールはカメラや光学システムに用いられるレンズを中心とした一体型モジュールです。
使用用途としては車載カメラ、医療機器など幅広く使用されています。
特に自動運転技術の普及により車載カメラ需要が増え、今後のテクノロジーの核になる部分になります。

使用用途

レンズユニット内のレンズ間では、ゴーストやフレア現象を軽減するために遮光マスクを採用しています。この遮光マスクには、黒PETや黒PIといった樹脂材料のほか、金属エッチング加工に塗装を施したものが主に使用されています。

※1 ゴーストとは・・・レンズ内で光が反射してできる不要な像のことです。写真や映像に薄い光の輪や模様が映り込む原因となり、特に強い光源(太陽やライト)がある場面で目立ちます。
※2 フレア現象とは・・・ ゴースト現象が不要な像(光源の形など)として現れるのに対し、フレア現象は画面全体が白っぽくなる、コントラストが低下する、といった広範囲の影響を指します

他社樹脂製品と弊社樹脂製品の違い

○他社樹脂製品

  • 打ち抜き加工品・・・製品内径がストレートになる
  • 内径部の角度を形成できるが製品角度が70度程度、寸法公差も安定しない

○当社樹脂製品

  • 打ち抜き加工とは別の手法で内径に角度を形成する事が可能
  • 寸法公差±0.02㎜を実現可能
  • 製品角度30度~90度迄形成する事が可能 角度公差±5度

    ●採用例 (左 : 平面写真 右 : 断面写真(内径角度45度))

    弊社製品のメリット

    ・内径部にテーパー加工を形成する事により、光の乱反射を抑え、ゴースト及びフレア現象を軽減する事が出来る

    ・寸法精度が高く安定した加工ができる為、試作~量産迄 技術者・製造の方が安心してお使い頂ける

    まとめ

    弊社レンズモジュール用遮光リングをご覧いただき誠にありがとうございます。
    他社製品との比較でお示ししたように弊社遮光リングは他社では実現できない精度で加工することが可能です。
    詳細情報やサンプルにご興味ある際は以下問合せページからお問い合わせください。

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